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新着情報―聖セシリア女子中学校・高等学校―

2015/7/1

図書館「アイリス」で学ぶ

近年注目を集めている教育法「アクティブ・ラーニング」。教師から生徒へのトップダウン型の授業ではなく、生徒が能動的に学習することで、問題解決力や課題発見力など、幅広い力を養っていく手法です。
各学校によって独自の授業展開が行われており、今回は聖セシリア女子中学校・高等学校の宗教授業の模様をお伝えします。


図書館「アイリス」で行われた中3宗教の授業


セシリアにおいて特徴的なのは、主要科目だけではなく、宗教の授業においても、生徒同士で話し合う、考える時間を重視している点です。

田畑希未教諭(宗教科・社会科) 中学生に関しては、いろいろなものに触れてほしいという願いがあるので、様々なものに触れられるアイリスで授業を行うことがあります。宗教の場合は科目が特殊で、学年のカラーによってもかなり形を変えて授業をしているので、カラーに合うようであれば、高校生もここで授業を行っています。心の状態や成長の度合いにもよりますので、毎年少しずつ変えて、それに合わせるようにしています。

今回の授業では、最初に聖書の一節を書き写し、それについて生徒が感想を述べます。その内容を踏まえ、次に、今回のテーマである「自分に勇気や希望を与えてくれた本」を図書館の中から探し出すというワークを行います。



田畑教諭 キリスト教の学校ですので、聖書を開くことを大切にしているのですが、それだけではない部分も重要だと思っています。やはりいきなり聖書となると敬遠してしまいますので、入りやすい切り口からだんだん聖書というものを学んでいきましょうと。

聖書を詳細に分析するのではなく、自分たちに身近なテーマに落とし込むことで、入口を広げ、教養や心の成長へとつなげていきます。


アイリスには3万冊の蔵書があり、本選びでは図書館司書の方もサポートをします




それぞれが本を選んだ後は、パートナーを作り、互いの持ち寄った本を見せ、紹介し合います。今回、生徒たちが持ってきた本は絵本、星新一「ボッコちゃん」、ミヒャエル・エンデ「モモ」などさまざま。意外なところでは日本画を紹介した生徒もいたそうです。

田畑教諭 その生徒のお兄様が日本画を専攻したいと考えていたらしく、その縁で出会ったそうです。絵を見ていると自分の心が落ち着き、明るくなると言っていました。
(互いに紹介することで)自分の家にもあるけれど、まだ読んでいなかった本を紹介されたりすることで、「やっぱり読んでみようかな」と思ったり、いろいろな影響を与えているようです。借りて帰りたいと言う子もいたり、何かしらつかみ取ってくれてるのかなと実感しています。

また、互いの本を知ることで、相手の意外な一面や、同じ本を読んできた経験があることに気づくなど、コミュニケーションを日常とは違う角度から深めることができることも、この図書館授業の魅力です。
アイリスでは他にも、地理の授業で生徒が世界の国を調べ、クイズを作成し、互いに発表する調べ学習や、AVブースを利用した映像視聴授業も行っています。


AVブースはワイヤレスヘッドフォンを使用します




アイリス2階にある自習室 ステンドグラスの装飾が施され、
落ち着いた学習環境です


授業において折に触れ図書館を訪れることで、利用方法を自然な形で学ぶことができます。それがやがてさまざまな学習において、また心のよりどころとして、生徒たちにとって欠かせない施設になっていく。明るく美しいアイリスを見ていると、そんな考えが大げさではないと納得させられます。


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